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想い人と一緒に転生したら、彼の叔父と結婚することになりました第2話

この話は約1437字。当サイトでは第1〜3話を試し読みできます。

家族との晩餐会も半ばを過ぎた頃、承太郎はようやく柔美を連れて姿を現した。

さっきまで青白かった柔美の顔色には血色が戻り、承太郎もどこか上機嫌だ。

親戚や知人の視線が二人に集まり、そのまま一斉に私へ移った。まるで、これから見世物が始まるのを待っているかのように。

以前の私なら、きっと嫉妬で声を荒げていたに違いない。

でも今は、ただ静かに茶を口にしたかった。香りも味も、妙に穏やかだった。

承太郎は柔美を腕に抱き、私を見る目には深い警戒が滲んでいた。

でも私が淡々と茶を飲むのを見て、この状況に関心を示さないのが意外だったらしい。

彼は眉を寄せ、信じられないといった表情を浮かべたが、すぐに何かを思い出したように口元をゆるめ、嘲るように笑った。

「雪菜、どうやら俺の言ったことをちゃんと考えたみたいだな。

そうでなくちゃ困る。川瀬家に嫁ぎたいなら、俺の言うことを素直に聞くんだ」

満足げにうなずくと、恩着せがましい目で私を見て続けた。「ちょうどいい、この前のオークションで落札したブレスレットがある。今日はお前にやろう」

使用人に持ってこさせた綺麗な箱を、柔美が先に手に取った。

「わあ、承太郎、このブレスレット素敵ね」

柔美は瞳を輝かせ、期待に満ちた声で言った。「あなた、まだ私にはブレスレットをくれたことがないのに」

声の奥には、嫉妬と不満が満ちていた。

「気に入ったなら、これは君にやるよ。これからは君にだけ贈る」

承太郎は優しく約束するように答えた。

柔美は得意そうに私を一瞥しながら、わざとらしく不満げな声を出した。「でも、これはお姉さんへのプレゼントでしょ?私がもらっちゃ悪いわ」

承太郎は鼻で笑った。「一番いいものが似合うのは君だけだ。雪菜には最初から似合わない」

そう言って、手にしていた箱を私の前に放り投げた。「これがお前への贈り物だ」

柔美は口元を手で隠していたが、その奥でにやにや笑っているのがはっきり見えた。

私は一瞥しただけで、何事もなかったように茶を口にした。

怒りもしない私に、承太郎の機嫌は急速に悪くなった。自分が笑われたとでも思ったのだろう。

彼はわざと柔美を抱き寄せ、私の隣に腰を下ろした。

くだらない――そう思って、私はうんざりして立ち上がろうとした。

そのとき、承太郎が柔美を離し、私の腕をつかんだ。

「雪菜、何のつもりだ?俺の許可なく帰るつもりか」

眉をひそめ、私は力任せに振り払った。「離して。私が何をしようと、あなたには関係ない」

承太郎は怒気を含んだ笑みを浮かべた。「関係ない?ハッ、忘れるなよ。お前の結婚相手は俺だ。俺と結婚するなら、俺の言うことに従うしかないんだ!」

その口調は問答無用だった。

私は呆れ果てて言った。「私があんたと結婚するなんて、いつ言ったの?」

承太郎はさらに馬鹿にしたように笑った。「自分の口で言ったじゃないか。俺以外とは結婚しないって。

それに、川瀬家で独身なのは俺と三男だけだ。三男はもう婚約済みだ。俺以外に誰と結婚するつもりだ?」

私は冷ややかに返した。「川瀬家で独身なのは、あんたたち二人だけだなんて、誰が決めたの?」

承太郎は眉をひそめた。「まさか叔父のことを言ってるのか?

雪菜、お前、頭どうかしてるんじゃないか?叔父は長年海外で療養してるし、結婚なんて興味がない。今回帰国したのも俺の婚約式のためだ。それに叔父はエリートだぞ。お前みたいな平凡な女が相手にされるはずないだろう。

お前は何年も俺の後を追ってきたんだ。俺以外に誰がお前なんか欲しがるっていうんだ?」

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