トラブル一家、悪徳大家を完全攻略!第2話
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警察がすぐ来た。
大家は私の上の階に住んでいるので、一緒に彼の部屋のドアを叩きに行った。
ドアを開けた大家は警察を見るなり、明らかに不機嫌そうだった。
「何の用だ?俺、最近は何もしてねぇぞ」
どうやら警察とは顔馴染みらしい。
私が事情を説明した時も、警察は案内もなく、まっすぐ大家の部屋までたどり着いた。
警察は眉をひそめて尋ねた。
「この女性のデパートに無断で入ったでしょう?」
大家は私を睨みつけ、怒りで顔を赤くした。
「ふざけんな!こいつが毎日俺を誘惑してきてんだよ!それに、俺が自分の家に入るのが違法だって言うの?」
警察は冷静に答えた。
「借りた人には居住の権力があります。貸した家でも、許可なく入るのは法律違反だ。署まで来てもらいましょう」
退去したいと伝えていた私は、警察が本当に力になってくれたことに驚いた。
でも、連行されそうになると、大家は焦り出した。
「俺が勝手に入ったって証拠でもあんのかよ?証拠もないのに人をいじめるのか?」
警察は私に目を向けた。
私は答えた。
「玄関に防犯カメラがあります。彼が何度も出入りしてるのが映ってるはずです。それに、さっき彼が大声を出していたこと、近所の人たちも聞いています」
この防犯カメラを設置したのは、ほかならぬ大家だった。
「女の子ひとりでここに住むのは危ない。防犯のためにカメラを設置した方がいい」と言って取り付けてくれたものだ。
警察が大家に聞いた。
「その防犯カメラの映像はどこで確認できるんです?」
大家は得意そうに答えた。
「カメラ?あれはただのダミーだよ。模型を買っただけで、何も録画なんかできねぇよ」
その言葉に、私は怒りを抑えきれずに叫んだ。
「どうしてそんなことをするんですか!」
大家は唾を吐き捨てて、汚い言葉で罵ってきた。
「何が悪いんだよ!偽物を設置しちゃいけないなんて法律があるのか?この役立たずが!」
警察は厳しい声でたしなめた。
「口を慎め!」
その後、防犯カメラを確認したが、大家の言う通り、それは単なる模型だった。
周りの住人にも話を聞いたが、大家の名前を出した瞬間、みんな嫌そうな顔をして手を振る。
「何も知らないし、何も聞いていない」
証拠がなかったのは私の失態だった。
以前、大家が部屋に入ってきたとき、写真も撮らなければ、何の証拠も残していなかった。
ふと、「シャッター音」を思い出した。
私は警察に言った。
「彼、私を盗撮しました!スマホに証拠があるかもしれません!」
警察は再び大家に向かい、スマホを確認させるよう要求した。
大家は最初、強く拒否した。
「何で俺のスマホを調べるんだよ!こいつが盗撮されたって言うなら、俺もこいつが俺の物を盗んだって言うぞ!」
警察は毅然として答えた。
「騒がないで、いいから協力しろ。それとも署で調べられたいですか?」
この言葉を聞いて、大家は渋々スマホを差し出した。
それでも文句を止めることなく、「何も出てこなかったら、絶対にお前らを訴えてやる!」と喚いていた。
スマホを確認したが、私の写真はどこにもなかった。
削除された可能性も考え、回収ボックスも見たが何も出てこなかった。
大家は勝ち誇ったように言った。
「ほら、見ろよ!」
これ以上打つ手がなく、警察は彼に「外から来た人をいじめないでください」と注意することしかできなかった。
警察が部屋を確認したところ、幸いにも隠しカメラは設置されていなかった。
警察は私に言った。
「あいつはただの悪党です。早く引っ越した方がいいです。深入りしないでください」
私は困りながら答えた。
「でも、家賃と敷金が彼のところに残ったままなんです......」
この部屋を借りるとき、私は直接大家と契約を結んだ。
もし仲介業者を通していれば、交渉してくれたかもしれない。
そのお金は合計で十六万円、私にとって大切な貯金だ。
警察は親切にも言った。
「もう一度彼と話してみましょう。返金してもらえないか交渉してみます」
しかし、大家は理不尽な態度を崩さなかった。
「退去したいならいいぞ。でも契約書に書いてある通り、デパートをきれいに戻さないといけない。今すぐ確認するぞ。壁に少しでも傷がついてたら、許さねぇからな!」
懐中電灯を持ち出す大家を見て、数日前に見た「修理費をふっかける」ニュースを思い出し、慌てて手を振った。
「やっぱり退去しません!」
こんなことをしたら、敷金どころか修理費まで請求されかねない。
警察もこれ以上は手を出せず、彼をもう一度説教して帰るしかなかった。
警察は私を部屋まで送ってくれたが、彼らが立ち去って間もなく、またしても大家がドアを叩きに来た。
「てめぇ、このクソ野郎が!こんなことで警察呼びやがって!ぶっ飛ばしてやろうか!てめぇの母親の腹ん中に蹴り戻してやるぞ!」
ドアが激しく叩かれる音に、私は震えながらソファに座り込むしかなかった。
しかし、その時、スマホが鳴った。
電話の相手は母だった。
私は、通話ボタンを押した。
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