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トラブル一家、悪徳大家を完全攻略!第2話

この話は約1998字。当サイトでは第1〜3話を試し読みできます。

警察がすぐ来た。

大家は私の上の階に住んでいるので、一緒に彼の部屋のドアを叩きに行った。

ドアを開けた大家は警察を見るなり、明らかに不機嫌そうだった。

「何の用だ?俺、最近は何もしてねぇぞ」

どうやら警察とは顔馴染みらしい。

私が事情を説明した時も、警察は案内もなく、まっすぐ大家の部屋までたどり着いた。

警察は眉をひそめて尋ねた。

「この女性のデパートに無断で入ったでしょう?」

大家は私を睨みつけ、怒りで顔を赤くした。

「ふざけんな!こいつが毎日俺を誘惑してきてんだよ!それに、俺が自分の家に入るのが違法だって言うの?」

警察は冷静に答えた。

「借りた人には居住の権力があります。貸した家でも、許可なく入るのは法律違反だ。署まで来てもらいましょう」

退去したいと伝えていた私は、警察が本当に力になってくれたことに驚いた。

でも、連行されそうになると、大家は焦り出した。

「俺が勝手に入ったって証拠でもあんのかよ?証拠もないのに人をいじめるのか?」

警察は私に目を向けた。

私は答えた。

「玄関に防犯カメラがあります。彼が何度も出入りしてるのが映ってるはずです。それに、さっき彼が大声を出していたこと、近所の人たちも聞いています」

この防犯カメラを設置したのは、ほかならぬ大家だった。

「女の子ひとりでここに住むのは危ない。防犯のためにカメラを設置した方がいい」と言って取り付けてくれたものだ。

警察が大家に聞いた。

「その防犯カメラの映像はどこで確認できるんです?」

大家は得意そうに答えた。

「カメラ?あれはただのダミーだよ。模型を買っただけで、何も録画なんかできねぇよ」

その言葉に、私は怒りを抑えきれずに叫んだ。

「どうしてそんなことをするんですか!」

大家は唾を吐き捨てて、汚い言葉で罵ってきた。

「何が悪いんだよ!偽物を設置しちゃいけないなんて法律があるのか?この役立たずが!」

警察は厳しい声でたしなめた。

「口を慎め!」

その後、防犯カメラを確認したが、大家の言う通り、それは単なる模型だった。

周りの住人にも話を聞いたが、大家の名前を出した瞬間、みんな嫌そうな顔をして手を振る。

「何も知らないし、何も聞いていない」

証拠がなかったのは私の失態だった。

以前、大家が部屋に入ってきたとき、写真も撮らなければ、何の証拠も残していなかった。

ふと、「シャッター音」を思い出した。

私は警察に言った。

「彼、私を盗撮しました!スマホに証拠があるかもしれません!」

警察は再び大家に向かい、スマホを確認させるよう要求した。

大家は最初、強く拒否した。

「何で俺のスマホを調べるんだよ!こいつが盗撮されたって言うなら、俺もこいつが俺の物を盗んだって言うぞ!」

警察は毅然として答えた。

「騒がないで、いいから協力しろ。それとも署で調べられたいですか?」

この言葉を聞いて、大家は渋々スマホを差し出した。

それでも文句を止めることなく、「何も出てこなかったら、絶対にお前らを訴えてやる!」と喚いていた。

スマホを確認したが、私の写真はどこにもなかった。

削除された可能性も考え、回収ボックスも見たが何も出てこなかった。

大家は勝ち誇ったように言った。

「ほら、見ろよ!」

これ以上打つ手がなく、警察は彼に「外から来た人をいじめないでください」と注意することしかできなかった。

警察が部屋を確認したところ、幸いにも隠しカメラは設置されていなかった。

警察は私に言った。

「あいつはただの悪党です。早く引っ越した方がいいです。深入りしないでください」

私は困りながら答えた。

「でも、家賃と敷金が彼のところに残ったままなんです......」

この部屋を借りるとき、私は直接大家と契約を結んだ。

もし仲介業者を通していれば、交渉してくれたかもしれない。

そのお金は合計で十六万円、私にとって大切な貯金だ。

警察は親切にも言った。

「もう一度彼と話してみましょう。返金してもらえないか交渉してみます」

しかし、大家は理不尽な態度を崩さなかった。

「退去したいならいいぞ。でも契約書に書いてある通り、デパートをきれいに戻さないといけない。今すぐ確認するぞ。壁に少しでも傷がついてたら、許さねぇからな!」

懐中電灯を持ち出す大家を見て、数日前に見た「修理費をふっかける」ニュースを思い出し、慌てて手を振った。

「やっぱり退去しません!」

こんなことをしたら、敷金どころか修理費まで請求されかねない。

警察もこれ以上は手を出せず、彼をもう一度説教して帰るしかなかった。

警察は私を部屋まで送ってくれたが、彼らが立ち去って間もなく、またしても大家がドアを叩きに来た。

「てめぇ、このクソ野郎が!こんなことで警察呼びやがって!ぶっ飛ばしてやろうか!てめぇの母親の腹ん中に蹴り戻してやるぞ!」

ドアが激しく叩かれる音に、私は震えながらソファに座り込むしかなかった。

しかし、その時、スマホが鳴った。

電話の相手は母だった。

私は、通話ボタンを押した。

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