
さよなら、川輝
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『さよなら、川輝』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約460字
その後、川輝は、後にその遺体が私だったことに気づいた。そして、自分の子供を自分の手で切り裂いて楽奈に渡し、子供の遺骨すら残らなかった。それでも彼は「この子はいいことをした、きっと福を得るだろう」と自ら言った。後悔に苛まれるも、楽奈と結婚することを望んだ。しかし、私の魂はどんどん薄れ、消えかかっていた。彼らの結婚式で川輝は楽奈の悪行を暴露し、彼女と共にビルから飛び降りた。楽奈は即死したが、川輝は生き延び、植物人間となって一生を終えることになった。
バレンタインの日、私は西脇川輝と結ばれた場所で死んだ。観覧車のゴンドラに頭を砕かれて。
一度に二つの命が消えた。
その瞬間、私の夫、川輝はそのゴンドラの中で七尾楽奈を抱きしめ、キスをしていた。
「師匠、私が動かなければ、あの人は......」
空中に漂う私は、楽奈が川輝の胸にしがみつき、まるで心から悔いているかのような姿を見ていた。
私は彼女の耳元で何度も囁いた。「お前だ、お前が動いてゴンドラを落としたんだ!そうでなければ、私は死ななかった!」
しかし、私の声は彼女には届かない。
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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