甥っ子が私の家をタダで奪おうとしてきたので、全力で撃退してみた!第3話
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私は電話を一方的に切った。
今日は引越し祝いの日だ。こんな奴らに気分を台無しにされるわけにはいかない。
その後、ベッドを整え、掃除をし、リビングを飾り付け、新居を整え終えた頃にはすっかり夜になっていた。
ベッドに倒れ込むと、これから始まる新しい生活への期待が胸いっぱいに広がっていた。
数日後、仕事を終えて帰宅すると、ドアを開けた瞬間、信じられない光景が目に飛び込んできた。
両親が従兄一家を連れてリビングに座り込み、スナックを食べながら楽しそうに談笑しているではないか。
私が帰宅するのを見るや、母がにこやかに声をかけてきた。
「あらまあ、咲、やっと帰ってきたわね!忙しいのは分かるけど、待ちくたびれちゃったわよ。ほら、涼太一家が一日中ここにいるのよ。みんなお腹を空かせてるから、早くご飯作ってちょうだい!」
私は怒りを抑えきれず、リビングに踏み込む。
「お母さん、お父さん!私、前に言ったよね?他人を私の家に入れないでって!」
茜が横目で私を見て鼻で笑う。
「他人?何言ってるの?ここは翔の結婚する家なんだから、住むのは当然でしょ?」
「は?数日会わない間に認知症でも発症した?」
深呼吸をして怒りを抑え、冷静に反論する。
「名義は私のものだって、前にも言ったでしょ?いつこの家があんたの息子の婚約者の家になったの?」
茜はスナックの殻を床にばらまきながら吐き捨てるように言った。
「名義?そんなの関係ないわよ!約束を破ったのはあんたでしょ!人としての信頼がなさすぎるわ!」
私は奥歯を食いしばりながら冷たく返す。
「そもそも、どうして私があんたの息子に家を譲らなきゃならないの?彼には両親がいるんだから、自分たちで何とかしなさいよ!」
「咲、あんたって本当に感謝を知らないわね!」
茜はそう言うと、涼太も煙草を握りしめてテーブルを叩きながら口を開いた。
「翔が結婚するっていうのは家族全体の一大事なんだ。お前のちょっとした協力で済む話なんだぞ。しかも、お前の親だって文句言ってないじゃないか。それで娘のお前が反対するなんて、生意気すぎるだろ!」
従兄夫妻の厚顔無恥な態度には心底呆れる。自分の行為を「家族のため」と大義名分を掲げて正当化するなど、見上げたもんだ。
こんな奴らに理屈は通じない。完全なる無頼漢だ。
ならば、こちらも容赦しない。
私はソファにどかっと座り、3人をじっくりと見据えた。
「じゃあ、こうしよう。もし翔が私の名義に変更して、私の息子になるって言うなら、喜んでこの家を提供してあげるわ。ついでに結婚資金も全部出してあげる!」
茜が血相を変えて立ち上がり、怒鳴り返してきた。
「咲、あんた頭おかしいんじゃないの!」
「いやいや、チャンスをあげてるだけよ。それを活かせないのが悪いの」
私は涼太一家が言いそうな理屈をそのまま返した。
「翔の結婚は家族の大事なんでしょ?彼に限らず、あんたも私の息子になれば解決じゃない。家族の名誉のために、それくらい我慢するべきよね?むしろ、私が新しい孫を持つために全面的にサポートするんだから感謝してほしいくらいよ!」
涼太は青ざめた顔で立ち上がり、私に殴りかかろうとした。
「咲、お前本当にイカれてるな!独り身で寂しい女ってのは、脳みそまで腐るのか!」
彼の手が届く前に、私は近くにあった物干し竿を掴み、一閃。
涼太は床に叩きつけられた。
私は彼を見下ろしながら冷たく言い放つ。
「私の家で暴れるつもりなら、今すぐ出て行きなさい。それとも、ここで叩きのめされる方がいい?」
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