
母さん、私もう死んだよ
| 言語 | 日本語 |
|---|---|
| 試し読み | 第1〜3話(当サイト) |
| 掲載日 | |
| 読み方 | 横書き・縦書きを切り替え可 |
『母さん、私もう死んだよ』は日本語の小説です。当サイトで第1〜3話を試し読みできます。
冒頭試し読み第1話より・約583字
あの日から、母さんは姉の死の責任を私に押し付け、「お前が殺したんだ」と思い込むようになった。
それから、母さんは私を使用人のように扱い、姉にそっくりで、聞き分けのいい養女を迎え入れた。
母さんは、私のものを何もかも奪っていき、ついにはその大切な養女のために、私の腎臓を移植させようとまでした。
いいよ、母さん。そんなに欲しいなら、この命、返してやる。
私が死んだ時、初めて母さんは私に一瞬だけ視線を向けた。
最近、どうにも頭が痛くて、街中で時折倒れてしまうことがある。
病院で検査結果を受け取った時、私は心が凍りつくような思いをした。
脳に悪性の腫瘍があるって。しかも、すごく珍しい病気らしい。医者によると、積極的に治療しなければ、あと二ヶ月も生きられないかもしれないとのことだった。
しかし私は……まだ23歳だよ?そんな私に、あと2ヶ月しかないなんて、冗談みたいだ。
この事、どうやって母さんに伝えればいいんだろう。
沈んだ気持ちを抱えて、名目上は私の家であるこの屋敷に足を踏み入れると、ドアを開けた瞬間に目に飛び込んできたのは、母さんと養女の小鳥が、まるで本当の親子みたいに仲良くしている姿だった。
それに対して私は、完全にこの家の部外者だと感じた。
「どこに行ってたの? こんな遅い時間まで、お姉ちゃんを飢え死にさせるつもり? お姉ちゃんは体が弱いんだから、さっさとご飯作りなさい!」
※作品紹介ではなく、第1話の書き出しをそのまま掲載しています。第1話の続きを読む
目次試し読み3話
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